フリーランス時代

ソフトバンク社が副業を許可(本業に役立つものだけ)したことで、フリーランスの働き方に注目が集まってきていると思う。フリーランスは報酬付の依頼を受けて業務をするものだ。ネットで案件内容と報酬が提示されているのを見たり、知り合いの手伝いをしたり、様々な形が考えられる。
そのようなサービスを提供しているランサーズ社の調べでは、日本でフリーランスの働き方を取り入れている人は一千万人超いるという。そのうち3割超は副業という形での参加だ。
フリーランスの案件にはプログラミングやデザイン作成、ブログのような記事の作成がある。海外のプラットフォームには巨大なものもあるため、英語が出来るとこなせる案件は格段に広がるだろう。(例えば世界最大のプラットフォーム“upwork“ではフォーチュン500〜全米の売上トップ500〜の2割の企業からも案件が出ている(プレスリリース)

このような動きは今後どのように広がっていくだろうか?フリーランスには日常的に否定的な意見もみられるし、肯定する有識者の意見も出る。その論点を整理すると以下のようなものだろう。
〈否定派〉
・フリーランスにのめり込むと本業に支障が出る
・フリーランスだけの場合、企業年金や企業の福利厚生がない
・フリーランスは収入が不安定
〈肯定派〉
・本人の興味に応じて案件を選べる
・本人は興味ある分野の技術力を報酬をもらいながら高めていける
・実力があれば案件も多く、仕事相手を選べるためパワハラが無い

社会全体の目線でみたとき、フリーランスで働くことで仕事の成果(つまり政府の税収も)は全体として上がるのだろうか?
もし上がるのであれば、政府が
「副業禁止を禁止する」
「企業年金制度を廃止して、その分フリーランス案件の報酬を上げさせる」
「国民年金を個人の収入の推移にあわせて最適化できるよう多様化する」
といった手を打ち、否定的な意見を抑えることはできる。大多数がフリーランスならフリーランス案件も今よりはるかに出てくるだろう。

しかし、そのような統計は出てこない。副業を許容する企業の業績でも、それは測れない。企業の外で副業社員が勝手に研究をして、すごい成果を出しているかもしれない。
なので今後、社会全体としてフリーランスにどう向き合うかは事実の積み重ねを待つしかないだろう。
副業社員がすごいサービスを外で作った、ノーベル賞ばりの研究成果を挙げたとなれば、その時制度も動き出すかもしれない。

それでは直近で増えるだろうか?
働き方改革を進めたり、成果報酬を認めると、それまで成果が少なくても残業でつないでいたような社員の給与は減るだろう。日本では雇用が守られているので、彼らの不満のはけ口として副業解禁はトレンドになると思う。
公表されないので詳しいデータはないが、おそらく社内格差は広がっているはずだ。
今後のフリーランスの動きに注目しつつ、そのような世界で通用するような力を蓄えるのが良さそうだ。

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統計にみる日本の普通
日本の「普通の生活」を統計分析する本

観光客への接客と慣習

ここのところ、訪日外国人客がたくさん来てくれているらしい。2016年には2400万人だったが、今年は年初から毎月前年を上回る勢いである。観光庁のサイトで最新データが見られる。
これは日本をよく知ってもらえることにもなるし、たくさんお買い物や食事・宿泊を楽しむことはお金の回りが良くなることでもある。

しかしながら、例えば日本の街中の定食屋などでトラブルは防げるだろうか?味覚は合うのだろうか?
居酒屋の「お通し」を巡るトラブル、外国人向けのトッピング、京都の舞妓さんへのマナー、ホテルのドタキャンなどのニュースが多い中、例えば東京オリンピックまでに何か基準は作れるのだろうか?

これは、慣習というよりも個別の判断になるだろう。
・「お通し」など、日本人でも分からなくてトラブルになることがある複雑な話
・外国人客に合わせようとして変なトッピングをしたら逆効果、というやりとり不足なだけの話
・舞妓さんに写真撮ろうと言いすぎたりホテルのドタキャンだったり、どの土地でもトラブルになる分かりやすい話

これらを未然に防ぐには、
・分かりやすい話は注意するスタッフを観光客での受益者が雇うことで解決する
・複雑な話は分かりやすくするために国内でルールを作る(例えば、チップを観光客には要求しない海外のレストラン等)
・やり取りの不足は起こるトラブルを国内単位で小まめに反映して、行き届いたメニューを作るなり対応する

というような取り組みがありえるだろう。最後の取り組みは、観光庁が取りまとめて(固有名詞をふせつつ)ネットに事例を紹介してあげたら飲食店などは助かるのではないか。
海外観光客の訪問が増えて、色々な国の話も聞けたら楽しそうだと思う。

統計にみる「日本の普通」
まずは日本の今を知りたいときの本

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東京オリンピックのマスコット

東京オリンピックの運営が多くニュースに出てきている。最近では、公式マスコットの募集が話題である。
この応募期間は8月の1日〜14日であり、その応募用紙がネットで公開されている。誰でも応募可能だ。(マスコット募集ページ)
この応募を受けて審査会が12月に複数候補まで選定し、そこから小学生の全国投票にかけるという。
これについて、
・子供をオリンピックに積極的に関わらせている良い取組みだと考えるのか
・その時々の流行りに合わせて選ばれてしまう失策だと考えるのか
意見が分かれるように思う。

この判断の基準になるのは、マスコットの役割である。マスコットはどこで登場するのか、何のために出てくるのか?
このとき当然気になるのは、前のオリンピックでマスコットって何したっけ?という話だ。ところでロンドンオリンピックのマスコットを覚えているだろうか?
ロンドンオリンピックのマスコット
僕は正直、このマスコットを思い出せなかった。オリンピックの開会式でポール・マッカートニーが歌ったことは覚えている。
しかしその他に、オリンピックのロゴだとかマスコットだとか、競技周辺のものは全然覚えていない。

もし大多数が納得する結論を出すのならアンケートで聞く他ないが、僕の感覚ではマスコットはそんなに記憶に残らない、お祭りを盛り上げる小さな一要素である。
なので、僕の見解は、
マスコットを決めるのに小学生の全国投票を行うのはお祭りを盛り上げるための良い取り組みである
というものだ。

1万年の未来予測
1万年前、現代、1万年後の日本の生活を考えた作品

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サイトまとめ
僕の各種サイトについてリンク貼付と簡単な紹介をしているサイト

「説明責任」

説明責任について、報道はとても多くの時間をとっているように思う。今に始まったことではなく、どんな組織でも話題にされる、普遍的なトピックである。
もっと言えば、メディアが扱うのはリーダー層の話だが、どんな立場の人でも上司や取引先に問われ、考えるトピックだろう。

定型業務ならルールが組織で決まっているだろうけれど、そういう業務はなくなるだろう。今以上にトピックとして存在感を出してくるんじゃないかと思う。
どこまで説明すれば良いのか整理したい。

一番言われるのが「相手の納得するまで」だけど、それは後からやはりおかしいという話が出てくるわけで、メディアの事例を見ても、例えば都議会一つでも、長い間関係者は「納得していた」から正面きって問われなかったのだろう。
これは当事者も「相手が納得する」の感覚がわからなくなっていたと思える。だからこの感覚に重きをおく視点は有用な論理とは言えない。

説明責任を満たしているかどうか、客観的な型が必要だ。
この視点に立ったとき、法律家の本で読んだ考え方が一番良い仮説に思える。すなわち、
・法律や判例からもってくる判断の論理
・主張する判断の根拠となる事実
をそろえて説明すると満たされる。
意見と事実を分けないと説明の質が下がることは特に注意している。(法律家の本に言及する読書アクセスの記事

説明責任が足りないときに言われる代表的な批判、「事実関係が曖昧」「判断の過程が不明瞭」というのはこの理論での説明があれば足りている。
説明ができているかどうかは、これらを明確に整理して伝えられているかどうかなのだ。
以上から、説明責任を満たしているかは
・判断した論理の回路
・判断の根拠にした事実
を伝えられているかどうかが基準になるというのが僕の見解だ。

1万年の未来予測
一万年前、現代(2017年)、一万年後の日本のライフスタイルをデータを集めて思い浮かべた本。

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「成功の秘訣」

成功の秘訣、というのは有名人のインタビューや様々な本でお決まりのトピックである。これについての色々な意見はどのように整理することが出来るだろうか。
実業家のインタビューを見ると、とても野心的で計画的に事業を進めている様子が伝わってくる。
孫正義氏のインタビュー
熊谷正寿氏のインタビュー
etc.
読んでいると、計画を思い浮かべて努力し続ければいいんだという話になる。
その細かさや事業予測の良さが、努力を続けてるうちにどんどん向上していき、あるとき成功するということらしい。

事業を成功させるために様々な視点があるが、この理論は事業成功の本質だと思われる。一番の反論は偶然の重要性を主張するものだ。「人が遊びでも好奇心でも、夢中になったことは必ず活きてくる。それが素晴らしい成功をもたらす。」という意見。

革命的な実業家を体現する最大の人はスティーブ・ジョブズだ。彼の意見は後者だ。
その人の2005年のスピーチをよく聞いてほしい(和訳もついている)。その要点を述べているし、スマートフォン発明時のアップル社のスローガンである「Think different」はその本質の芸術的な表現だ。
自分の心を信じ、常識的なコースを外れても努力を続けるようなとき、それが違いをもたらすというのだ。

この二つの大きな視点から、事業を成功させるために必要なことをまとめられる。
自分で理想だと考えた計画を進めたり好きなものに夢中になったり、いつも主体的な気持ちを最大にして努力しているのが成功する人々の特徴だということだ。

以上から、事業を成功させるのには自分なりの方法で「主体的な気持ちを最大にして努力する」ことだというのが僕の見解だ。

〜以下、おすすめサイト等紹介〜
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僕が様々な事業や市場の動向について分析して述べているサイト

21世紀の投資
個人で投資活動に携わりやすくなった21世紀に、それを良いライフスタイルのために活用する方法を述べた本
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